「音と映像によるコンサート」 Andrea Valvini Asia Tour ~Soleil Rouge~
と題されたそれは、ざっくりと説明を加えるならば実験的かつ現代的な電子音楽を美術館で聞かせよう、という試みでした。
出演者は、
Andrea Valvini(http://www.myspace.com/andreavalvini)と、
金崎亮太(http://www.myspace.com/ryotakanasaki)。

こちらがAndrea Valvini。

金崎亮太君です。
題名にもある通り、アンドレアのアジアツアーを関西では兵庫県立美術館で開催、という感じでしょうか。
そのオーガナイズ等を務め、自身も演奏者として出演していた金崎君とは、私が大学時代から旧知の仲でして、昨年は一緒にイベントを開催したりもしていました。
今回の開催にあたり、彼のプロフィールも私が書かせて頂きました。一度書いたものを金崎君に丸投げしてしまったので、端々は修正が加えられていますが、ほぼ原文のまま使ってもらいました。
会場は、ギャラリー棟1Fのアトリエ1で行われたのですが、思っていたより室内も広く、天井も高い設計だったのでまずまず聴きやすい空間だったと思います。
当日カメラを持参したにも関わらず、うっかりレンズが全く広角で無かった為、残念ながら全体像はほとど映せませんでしたが、以下の感じで大きなプロジェクター二台を用い、鑑賞者の意識をどこに持って行けばいいのかが判然としていたため、ある種の緊張感があったと思います。もちろん、良い意味で。


普段、クラブやライブハウス以外で音楽を聴く機会もなく、座ったままだと少し集中力が持たないかもしれない、という失礼な懸念は杞憂に終わりました。かなり楽しめる内容だったと思います。会場もかなり盛況でした。最近、サウンドアート・メディアアート・現代美術という言葉の範囲や射程について考えていたため、私自身かなり良い刺激になりました。
最後に金崎君のプロフィール載せておきます。興味のある人は、少し長いですがお願いします。まあまあ、こつこつ頑張ります。
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金崎 亮太 (http://www.myspace.com/ryotakanasaki)
大阪芸術大学音楽学科卒業後、同学科研究生課程と平行し2006 年半ばより本格的な音楽活動を開始する。自身の楽曲制作は勿論、音楽イベントの企画・運営、ファッションショーや展示会への楽曲提供・映像制作を含む総合的空間演出のディレクション、アートフェスティバルや文化事業への積極的な参加。Contemporary Computer Music Contest やコーネリアスRemix コンテスト等、多数の受賞歴を持つ。
様々な顔を持つ彼の最も特筆すべきは“人の声”という人間にとって最も身近な音素材から構築される彼の音であり、ミニマルミュージックやエレクトロニカからの影響を見せつつも、全く固有な音楽の在り方を提示する。『Japanese Minimalism』(日本的ミニマリズムの解釈)をコンセプトに、どこか神秘的かつ日本的な響きを有する彼の楽曲は、それらの言葉がもつ普遍的イメージすら超えて独特な調和を生み出している。
それは先に挙げた多角的アプローチによって彼が広い視野を獲得し続けているからに他ならない。2008 年には兵庫県立美術館にてインスタレーションとコンサートを開催。美術との邂逅を経て、Audio Visual の制作へと活動の幅を広げ、音と連動した映像やデジタルノイズの作曲も表現手段に取り入れ、芸術家として進化している。有機的な響きを持つ音楽と、どこか無機的な映像が混ざり合う事で、空間全体が彼の表現の支持体となる。完全に唯一無二なその空間は、静かながら確かな強度を持った衝撃を鑑賞者にもたらせてくれる。それは、或いは「静謐な高揚感」と名付けられるべきかもしれない。 (野口 卓海)
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