完全なる事後報告となりますが、
私が個人の活動として携わっていた、現代美術の企画展の報告を致します。
ごくごく簡潔に企画趣旨を説明すると、
現代美術はとっつきづらいというイメージがあるので、
こちらから作品を公共空間に持っていく事で、
他の文化ジャンルと同じぐらいの視線で、
作品をもっとフラットに鑑賞して貰いたい、という企画です。
そういった企画内容の展示会を、
阪急のメンズ館というかなり緊張する公の場で開催してきました。
九月の後半ぐらいからは自分の能力の低さに愕然としながらも、
多くの仲間や友人、後輩、先輩に助けられながら、
なんとか開催から終了までを乗りこなす事が出来ました。
この規模の展覧会の企画・運営は殆ど初めての経験だったので、
久々にこれ以上ないというぐらい参る場面もありましたが、
やはり「美術作品が人の目に触れる」という出来事以上の快感を、
私は知らないのだと思い知らされました。
あれ程面白い瞬間はありません。
鑑賞者が求めて下されば、作品の解説も行いました。
勿論、その作品と鑑賞者への介入も非常に面白い。
しかし、その説明やテキストよりもっと以前にある、
「作品を見せる」という行為に潜むカタルシスは、
現段階では私にとって最大限の物だと実感致しました。
あんまり面白くもない前置きが長くなりすぎましたが、
展覧会のフライヤーと展示詳細、
展示風景の画像をずらりと載せておきますので、是非ご覧下さい。
今後も現代美術には勿論携わっていく心積もりですが、
次からは事前にここで告知をしますので、今回はご了承下さい。

展覧会名:Tasting Art Exhibition
期間:2009年10月9日〜12日
会場:阪急メンズ館 1F〜3F
本展覧会"Tasting Art Exhibition"は、好きな服を選ぶように、美味しい料理を味わうように、"アートを気軽に楽しむ"というライフスタイルの提案として企画されました。
現代アートが全く意図せずに持ってしまった、「難解」という一般的なイメージに身構える事なく、作品を日常的な視線から鑑賞して頂けるよう、こちらから公共空間に美術作品を持ち込む事で、現代美術の本質である「知的好奇心を刺激する」という側面や、視覚を純粋に楽しませてくれる一面を、気軽に「試食・試飲」して頂くという試みです。
また、会場である阪急メンズ館を文化発信の拠点として捉え、感性が鋭敏な来館者=鑑賞者の方々に作品を楽しんで頂く事で、現代アート界の閉鎖性を取り払う一助になりうるのではないか、と私達は考えています。
現代アートは特殊な専門分野ではなく、普く一般の方が楽しめる文化だと思います。「知的に楽しむ」「身体的・感覚的に楽しむ」、そういったたくさんの鑑賞方法を個人が見つけられる希有な文化です。その一端に触れるきっかけとして、本展覧会をどうぞお楽しみ下さい。
(Tasting Art Exhibition キュレーション 野口 卓海)
主催:国立国
協賛:アートスペース羅針盤、GLOBAL TWIST INC、白矢アートスペース、CPG、TRANSIT GENERAL OFFICE INC、阪急百貨店メンズ館、美術!生き残り塾、Bookstore&cafe The Lobby、BAND graphics.
また時間ができたら、
私がディレクションした作家の作品を紹介・解説します。
批評とまではいかずとも。
hinemos ノグチ

























